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ウェーターか、タクシードライバーか?
「なぜドイツの大学生は6時に起きるのか? 6時半にはスーパーマーケットが閉まるから」――。似たようなジョークはほかにもたくさんありますが、現実の大学生はそんなに怠惰ではないし、スーパーへは客として足を運ぶだけでなく、店員として働いていることも稀ではありません。ドイツの大学生の3分の2は、両親からの仕送りやBAFöG(「連邦教育促進法」の略で「バーフェク」と発音)という法律に基づいた国の奨学金だけでは生活できず、アルバイトをしているのです。ウェートレスやベビーシッター、ピザの宅配サービスのような仕事から、音大の学生ならバーのピアノ生演奏、医者の卵なら病院の当直まで職種はさまざまです。アルバイトがそのまま将来の職業の準備として役立つこともあります。学生アルバイトは引く手あまたな労働力です。週の労働時間が19.5時間以下ならば、普通なら労使が折半しなければならない社会保険料の負担が免除されるからで、大学生は“一般”勤労者よりも安い労働力ということになります。
ちなみに多くの大学生はタクシードライバーとして働いていて、なかには大学卒業後もこの仕事を続ける人がいます。タクシードライバーが“キャリア”の出発点として決して不名誉ではないことは、学生時代にこのアルバイトをしていたヨシュカ・フィッシャー前外務大臣の例を見ればわかるでしょう。
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