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その一瞬がものを言う
30秒ですべてが決まる――。これはドイツのある動物行動学者の説です。この学者の研究の結果によると、雄も雌も自分が相手と一緒になれるかどうか、あるいはなりたいかどうかが30秒間でわかってしまうそうです。その大切な一瞬を逃したくなければ、ぼやぼやしてはいられません。そして大切なことは、「今晩、もう何か予定ある?」というぶざまな誘い方は、ドイツでも完全にアウトだということです。効果的なのは、深いまなざしとスマートなマナーなのです。
意中の人の気を引くことは「まなざしで相手の手を取ること」と、ドイツの作家でジャーナリストのクルト・トゥホルスキーは言っています。おおげさで騒々しい男性的なわざとらしさは、マイナスになるだけです。いずれにしても、最近行われたあるアンケート調査では68パーセントの女性が、“彼”がコートを着せ掛けてくれると心がときめく、と答えています。ちなみに男女を問わず、意中の人へのアプローチのチャンスを台無しにする最たるものはアルコールだとしています。
全般的にドイツ人は“解放されている”と自認しています。つまり、レストランでは各自が自分の分を支払い、もちろん女性もごく当たり前に男性にモーションをかけます。それでも、ドイツ人は恋(フラート)にもパーフェクトを求めます。そこで、「フラートスクール」の登場です。ここでは、意中の人にアプローチするための重要な手順を学習できるのです。ルール地方のある市民大学には、一線を越えるための口説き方を伝授するコースさえあります。受講者たちは例えば、意中の人を自宅に連れて来るための小道具として、イタリア風に演出したいなら、切手のコレクションではなく、蝶のコレクションが効果的だとか、気に入らない相手からアプローチされた場合、単に「お呼びじゃないのよ」と追い払うのではなく、「森を買って、そこで迷ってらっしゃい」と詩的に断る方法などを習っています。
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|  経営学専攻のSudesh Sharma(インド)――ドイツの男女間のおおらかさを高く評価 (ドイツ語)
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